毎年9月の第3週目は「敬老の日」です。
国民の祝日としてお休みになるので、
お孫さんからの感謝の言葉を楽しみにする
おじいちゃん・おばあちゃんでなくても、
心待ちにしている人も多いのではないでしょうか?
今回は、お年寄りを大切にする「敬老の日」には
どのような由来・歴史があるのかご紹介します。
もくじ
・聖徳太子説
・養老の滝説
・敬老の日は最初「としよりの日」と呼ばれていた?
・敬老の日は9月15日から変更へ
・まとめ
聖徳太子説
西暦593年、聖徳太子が大阪で四天王寺を建立した時に、
非田院(ひでんいん)という現在の老人ホームのような施設を設置します。
この非田院では、お年寄りや生活に困った人、
身寄りのない子どもたちを保護していました。
ちなみに「悲田」とは、
貧しい人や老人などの弱者にも慈悲の心で手を差し伸べれば、
それが幸福が生まれる田になるという意味だそうです。
この「悲田院」が出来たのが、9月15日だったので、
敬老の日の原型となったという説です。
養老の滝説
昔、美濃国(岐阜県)にお酒が好きな父親と、その息子が暮らしていました。
すでに年老いた父親は体も弱っており、
毎晩ほんの少しだけ飲むお酒を楽しみに過ごしていました。
心優しい息子は、父親にお酒を飲ませてあげられるように、
毎日一生懸命働いてはお酒を買ってきました。
けれども、収入は少なく、貧しい暮らしの中で、
お酒を買えない日が続いた時がありました。
「この滝を流れる水のすべてがお酒であったなら、
お父さんに好きなだけ飲ませてあげられるのに」
毎日の重労働に疲れきった息子が、
山中の滝を見ながらこのようなことを考えて歩いていると、
うっかり谷間に転げ落ちてしまいます。
そこでは、あたり一面にお酒のいいにおいが漂っているではないですか。
どこからこの香りが染み出てくるのか、息子がまわりを見渡すと、
水のように透き通ったお酒が湧く不思議な石に気付きました。
そのお酒を汲んで帰り、飲ませてあげると、
なんとすばらしいお酒だろう!と、父親はとても喜びました。
それからは、息子はいつもお酒を持って帰り、
父親に好きなだけ飲ませてあげられるようになったとのことです。
この話を知った元正(げんしょう)天皇は、自らこの地に赴き
この父親思いの息子を「美濃守」という仕事へ任命しました。
その滝が「養老の滝」と呼ばれていたので、
その年からのの年号を「霊亀」から「養老」へと変更したそうです。
この時、元正天皇が養老の滝へと旅立った日が9月15日で、
父親を大切にした息子の話から敬老の日が始まったとの説です。
このように、敬老の日の由来にはいくつかの説がありますが、
実は全て俗説であり、確実ではありません。
敬老の日の始まりは「としよりの日」だった?
現在に至る敬老の日が日本人に知られるようになったのは、
西暦1947年に兵庫県で「としよりの日」を作ろうという運動が起こったからです。
「年配の人を尊敬し、豊かな智恵を借りてより良い村作りをしていこう」ということで、
天気のよい日が続き、農業もひと段落する9月15日を「としよりの日」としました。
このスローガンが兵庫県から少しずつ広がり、
西暦1964年には「としより」の響きがよくないということで、「老人の日」と改めました。
そして、西暦1965年には、国民の祝日として
9月15日の「敬老の日」が広く知れ渡ることとなったのです。
敬老の日は9月15日から変更へ
敬老の日は現在では「9月15日」ではありませんよね。
西暦2001年に実施された「ハッピーマンデー制度」によって、
敬老の日は9月の第3月曜日になりました。
ですので、敬老の日は必ず土・日・月の3連休以上のお休みになります。
年によっては秋分の日と重なり、大型連休「シルバーウィーク」となることも♪
敬老の日の由来まとめ
いかがでしたか?
秋の始まり頃に毎年やってくる「敬老の日」には様々な由来・歴史があるんですね。
みなさんもぜひ、おじいちゃんおばあちゃんを敬い、
感謝を伝える一日にしてくださいね!
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